日常の中で深呼吸する時間=HAA時間をお届けするコラム。
今回は、毎月一度の恒例企画である「季節の手仕事シリーズ」です。
9月の食材は「小豆」。美味しい手作りあんこのレシピと食べ方、余った小豆でつくるアイピローのレシピもご紹介します。
自分好みの味わいが叶う自家製あんこ
小豆の旬は、10月~12月とされています。
この時期につくりたくなるのが、あんこです。あんこは手作りすることで、仕上がりの水分量や甘さを調整でき、自分好みにアレンジができるのが良いところ。鍋で煮詰める時間もまた、心を落ち着かせてくれるHAA時間のひとつです。段々と涼しくなってきた秋のはじまりに、自分好みのあんこを手作りしてみませんか?
<あんこレシピ>
材料
・小豆 1/2カップ
・きび砂糖 40g
・はちみつ 大さじ1
・塩 少々
・水 2カップ
1.小豆はよく洗った後、たっぷりの熱湯(分量外)で5分ほど茹でる。ザルにあげたら小豆を水で洗い、鍋も綺麗に洗っておく。
2.分量の水と小豆を鍋に入れ戻し、弱火でやわらかくなるまで約40分煮る。途中、小豆が湯から顔を出さないようその都度差し水をする。灰汁も随時丁寧に取り除く。
3.簡単に指でつぶせるやわらかさになったら砂糖と塩を加え、木べらで押しつぶしながら煮詰める。
4.仕上げに、はちみつを加えてざっくりと混ぜ、照りを出す。
※保存する際は、清潔な保存容器に入れ、冷蔵室で1~2日間、冷凍室で2週間を目安に食べきる。
あんこの美味しい食べ方いろいろ
あんバタートースト
こんがり焼いたトーストに、あんことバターをトッピングするだけのシンプルなレシピ。あんこの甘味と、バターのほのかな塩味のバランスが絶妙で、後を引く美味しさです。
おしるこ
あんこ150g、水100mlを目安に鍋に入れ、加熱して温めます。最後に、茹でた白玉や焼餅を加えてひと煮立ちすれば完成です。塩を少し入れると味がしまっておすすめ。身体もこころもあたたまり、ほっこりするレシピです。
あずきミルク
あんこと牛乳をあわせて温めたドリンクです。小鍋に牛乳とあんこを好みの分量で加え、混ぜながら温めたらできあがり。身体を温めたいとき、ほっとひと息つきたい時におすすめです。
余った小豆も無駄なく活用。手作りの小豆アイピロー
余った小豆を使って作れる手作りのアイピローもご紹介します。日頃駆使している目をじんわり温め、心地よい眠りにいざなってくれますよ。
<小豆アイピロー材料>
・布
・小豆
1.自宅にある布を、横40cm、縦12cmを目安にカットする。
2.袋状になるよう、針と糸で縫い合わせる。このとき、小豆を入れる部分は縫わずにあけておく。※中身が出てこないよう、縫い目は細かくするのがポイント
3.小豆を入れたら平らにならして、最後に口を閉じるように縫い合わせる。
<使い方>
600wの電子レンジで30秒~60秒ほど温めて使います。
※電子レンジにより加熱時間は異なりますので、途中で温度を確認しながら温めてください。
※連続で60秒以上温めないでください。熱くなりすぎて、異臭や火が出る恐れがあります。
※連続で使用する場合は、4〜6時間ほど時間を空けてください。
(小豆が空気中の水分を吸湿することで何度も繰り返し使用できます。早すぎると暖かくならなかったり熱くなりすぎる恐れがあります)
作る・食べる・使う。小豆がもたらす秋のHAA時間
季節の手仕事は、旬を感じるというだけではなく、その季節ならではの気温や身体の変化に上手に寄り添ってくれます。これからより肌寒くなってくると思いますが、手作りしたあんこで内側から、アイピローで外側から、からだもこころもほぐれるHAA時間を取り入れてみてくださいね。