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【深呼吸のはなしをしよう】「こうあるべき」を手放した先に見えた、心地よい家族のカタチ/モデルSae

【深呼吸のはなしをしよう】「こうあるべき」を手放した先に見えた、心地よい家族のカタチ/モデルSae

忙しい日々の中でも、健やかに生きていきたい。
そのためには、どうしたらいいのだろう?
そんな問いから、インタビュー連載企画「深呼吸のはなしをしよう」は生まれました。

心に余白を生み出す行為や状態を「深呼吸」という言葉で表現し、対話を通して、その人なりの深呼吸スタイルを探っていきます。
みなさんも一緒に深呼吸について考えてみませんか?

こんにちは、HAA編集部です。
インタビュー連載「深呼吸のはなしをしよう」、第5回のゲストはモデルのSaeさんです。

フリーランスのモデルとして活躍しながら、プライベートでは一児の母でもあるSaeさん。
彼女のSNSには、モデルとしての凛とした表情や、ご家族の前で見せる穏やかな素顔が、等身大の言葉とともに綴られています。

「家族と過ごす時間が一番幸せです」と語るSaeさんですが、現在の心地よい暮らしに辿り着くまでには、どのような試行錯誤があったのでしょうか。
仕事・家事・育児。忙しい日々の中にある、Saeさんの「深呼吸」を紐解きます。

多忙な日常から、家族中心の暮らしへ。ベルギーで気づいた、本当の心地よさ。

20代の頃は、都会のスピード感の中で忙しく働くのが大好きだったというSaeさん。仕事に夢中になればなるほど、知らず知らずのうちに息を詰めて走ってしまうことも多かったと言います。
そんな彼女の生き方や価値観が大きく変わるきっかけになったのは、結婚を機に移住したベルギーでの生活でした。

「結婚後、夫の仕事の関係でベルギーへ渡り、環境は一変しました。初めての海外生活で、言語や文化の違いや、頼れる人が少ない環境に戸惑うこともありましたが、新しい暮らしを楽しみながら過ごしていました」

そんな中でSaeさんが大きく影響を受けたのは、ベルギーならではの休日の過ごし方と、家族観でした。

「ベルギーでは、休日は家族でゆっくり過ごす文化が根付いているので、日曜日はほとんどのお店がお休みなんです。私自身も夫と自宅や公園で静かに過ごす時間が増えていき、自然と『こういう暮らしが心地いいな』と感じるようになっていきました」

そんなベルギーでの暮らしを続けて1年半。日本への帰国が決まったとき、Saeさんご夫妻が次の住まいとして選んだのは、湘南・茅ヶ崎でした。

「ベルギーでのような、ゆったりとした時間が流れる落ち着いた環境で暮らしたくて、茅ヶ崎を選びました。ちょうど妊娠中でもあったので、生まれてくる子のためにも、穏やかな環境で子育てがしたいなと思ったんです」

「茅ヶ崎は時間の流れが穏やかで、周りの目を気にせず自由に自分らしく生きている人が多い印象です。この街に暮らして2年半が経ちますが、とても居心地が良くて、わたしたち家族の暮らしにフィットしているなぁと感じています」

Saeさんの日々を支える、3つの深呼吸

現在、2歳のお子さんを育てるお母さんでもあるSaeさん。仕事・家事・育児と慌ただしい毎日の中で、どのようにして余白の時間をつくっているのでしょうか。

1.ピラティスで、身体と呼吸を整える

「ひとつ目は、ピラティスです。産後、腰痛や肩こりなどがひどくなり、呼吸まで浅くなってしまって。『自分の身体ときちんと向き合い、整えていきたい』と、2025年から習い始めました」

好きが高じて、インストラクターの資格も取得したSaeさん。ピラティスで自分の内側に意識を向ける時間は、滞っていた身体と心をすーっと解きほぐす、大切なひとときになっています。

2.家族と過ごす時間をつくる

「ふたつ目は、家族3人で過ごす時間です。みんなで海へ散歩に行って、近くのカフェで休憩したり。夕飯を作りながら、キッチンでお酒とおつまみを楽しんだり。そういう何気ない日常のひとときがあると、心がじわーっと満たされていく気がします」

家族とのちょっとしたスキンシップも、大切な深呼吸のひとつになっているそうです。

「子どもや夫とハグする時間も、私にとっての深呼吸なんです。『あ、今焦ってるな』と感じたら、子どもに『ちょっとこっち来て、ギューして』ってハグする。そうすると、すごく心が落ち着くんですよね。いつも家族の存在が、私に深呼吸を運んできてくれています」

3.ジャーナリングを通して対話する

3つ目の深呼吸は、「ジャーナリング(ノートに思いを書き出すこと)」と、そこから生まれる対話の時間です。

「ジャーナリングは、昔から長く続けている習慣のひとつです。自分が今、何を感じているのかを素直に書き出していくのですが、ハッピーな言葉がスラスラ出てくる日もあれば、そうではない日もあって。モヤモヤしているときは、『どうしてそう思うんだろう?』と何度も自分に問いかけ、気持ちを深掘りしていきます」

自分自身の声に耳を澄ませたあとは、その気づきをパートナーへとひらいていくことも。

「ノートに書き出しながら感じたことを、夫にシェアすることもあります。そこからまた新たな問いが生まれて、『育児と仕事のバランスをどうしていくか』といった子育て世帯ならではの悩みについても、夫婦で何度も話し合ってきました。
日々のちょっとした違和感をそのまま放置せず、試行錯誤をあきらめないこと。そうすれば、たとえ時間はかかったとしても、きっと納得のいく未来のかたちが見えてくると信じています

完璧主義を手放した先にあるもの

周りの人を大切にしながら、自分自身の声にも耳を傾ける。それを暮らしの中で続けていくのは、決して簡単なことではなく、日々の地道な積み重ねが必要です。

「私自身、産後は『家事も育児も仕事も完璧にこなさなきゃ』と肩肘を張ってしまって、いっぱいいっぱいになっていた時期がありました。でも、このままじゃ自分も家族もつらくなってしまう。そう気づいてから、思い切って完璧主義を手放すことにしたんです」

「子育てって不安なことも多いけれど、『初めてなんだから、できなくて当たり前』。そう思えるようになってからは、できない自分を責めるのではなく、『今の私もよくやってる』と、等身大の自分を認めてあげられるようになりました。

自分がそうやって肩の力を抜けるようになると、不思議と家族もより穏やかに過ごせるようになって。相手は自分の鏡なんだなと、心から実感しています」

「こうあるべき」という固定観念をそっと手放し、頑張っている自分をそのまま認めてあげること。
そんな小さな思考の変化も、心地よく生きていくための「深呼吸」の鍵なのかもしれません。

Saeさんにとって、「深呼吸」とは?

ピラティスやジャーナリング、そして家族と過ごす時間を重ねながら、自分らしい心地よさを見出してきたSaeさん。改めて、「Saeさんにとって、深呼吸とはどんな存在ですか?」とお聞きしました。

「私にとって深呼吸は、自分を一度落ち着かせて、リセットするための時間です。
焦っていたり、心に余裕がなかったりするときも、自分なりの余白時間を過ごすことで『よし、一度落ち着いてまた進もう』と思えるんです。

まとまった時間をつくるのは私もまだ難しいけれど、日々の暮らしの中で工夫しながら、これからも自分なりの深呼吸の時間を大切にしていきたいと思います」

取材後記

働き方、住む場所、家族のかたち。さまざまなライフステージの変化が訪れるたびに、私たちは悩み、揺らぎながらも、心地よく生きる道を模索していくものなのだと思います。
「家族と共に過ごす日常が、何よりの幸せ」と語るSaeさんもまた、そうした変化の波をしなやかに受け止めながら、自分の暮らしに向き合い続けてきました。
自分を縛る「こうあるべき」を手放すこと。大切な人と対話を重ね、暮らしを整えていくこと。
Saeさんの言葉は、日々の暮らしに追われる私たちに、静かな希望と勇気を与えてくれた気がします。

また、SaeさんにはHAAの「湯の花洗顔」のキービジュアル撮影にもご協力いただきました。撮影を行ったのは、HAAの本拠地である別府・鉄輪(かんなわ)温泉。

「自然体の、ありのままの自分で臨みました」と振り返るSaeさんの言葉通り、商品コンセプトである「素に戻る」をそのまま体現したような、飾らない美しさが詰まったキービジュアルが出来上がりました。

商品ページやパンフレットにて、その穏やかな表情をぜひご覧ください。

 

インタビュー:佐藤ちえみ
写真提供:Sae

HAA編集部
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