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HAA LABは、HAAのブランドミッション「日常に、深呼吸を届ける」の実現を目指し設立された"深呼吸の研究機関”です。
お客さまアンケートの分析や、深呼吸を上手に取り入れている方へのインタビュー、専門家への取材などを行いながら、皆さんの日常に深呼吸をお届けします。
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前回のHAA LAB通信では、深呼吸したいのにできていない"現状”にスポットをあて、アンケートを元に考察していきました。
今回は"これから”についてのお話です。
どうやったらもっと日常に深呼吸を取り入れられるのか。
そのお悩みに対して、HAA LABが立てた仮説のひとつを具体例を交えながらご紹介します。
深呼吸するタイミングを、"後"から"前"に
人が「深呼吸できていないな」と気づくのは、たいてい何かがあった"後”です。
急に体調を崩した後。
身近な人に「休めてる?」と聞かれた後。
イライラに任せて余計な一言を言ってしまった後。
後悔してからようやく日々を振り返り、「そういえば最近忙しかったな」「ちょっと無理しすぎたかも」と思う。
でも、できることならばそうなる"前に”自分の状態に自分で気づいて、休むことができたなら。そう願いつつもできなくてもがく人は、実はとても多いのです。
そこで今回わたしたちが提案するのは、何かあった"後"ではなく、そうなる"前”に深呼吸(=HAAing)するというアプローチの方法です。
わたしたちの"今"と"これから"
HAA LABが行ったアンケート調査によると、実に7割以上の方が「深呼吸したいのにできていない」と回答しています。その理由の大部分を占めるのが、「忙しいから」「余裕がないから」といった回答でした。
<Before=忙しく余裕がない日常>
時間に追われながら目の前のタスクに向き合ううちに、1日が終わってしまう。
合間に休憩もしているはずなのに、それすら記憶にない。焦る気持ちと裏腹に考えは煮詰まり、悪循環に陥りがちです。
きっと誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
<After=日常の中にHAAingをこまめに取り入れる>
一方、こまめに深呼吸できている日常のイメージがこちらです。
お風呂に入る、眠る、などのまとまった休息だけではなく、
窓を開けて部屋の空気を入れ替えるとか、ちょっと人と話すとか、帰宅ついでに散歩するとか、そんなことも深呼吸(=HAAing)になります。
たった数秒でも、深呼吸によって余白が生まれることで視点が広がったり、人にやさしくできたり、前向きな気持ちをキープできるようになる。
自分自身の変化にも敏感になれるため、倒れる前に休むことがしやすくなります。
心に余白がなくなった"後"ではなく、そうなる"前”にこまめに自分をケアをすること。
これが、「深呼吸できていない現実」から脱却する、ひとつの解決策になるのではないでしょうか。
深呼吸=HAAingは、1日4分から
それでは、忙しい日々の中でどれぐらいHAAingすることが理想的なのでしょうか。
今回、わたしたちは「1日4分」という仮説を立てました。
これは、人ひとりの1年間の可処分時間(※睡眠時間7時間を引いた17時間/日で換算)の0.4%を深呼吸に充てるものとして計算しました。
そうすると、1日で4分、1ヶ月で2時間、1年で24時間で換算できます。
1日4分というと、温かいお茶を淹れてゆっくり飲んだり、好きな曲を聞いてリラックスしたりするくらいの時間です。
こまめに深呼吸するために、朝・昼・晩・寝る前の4回のタイミングでそれぞれ1分ほどゆっくりHAAingするのもおすすめです。
1ヶ月では2時間程度。お気に入りのカフェで本を読んだり、近所を散歩してみたり、友人とランチに行ったりするイメージです。
もしくは週に2回、HAA for bathを入れてお風呂に浸かる(1回15分)と、1ヶ月でちょうど2時間のHAAingになります。
1年に換算すると24時間。ドライブで遠出の旅をしたり、湯治宿に1泊したりもできますね。
これなら無理なく取り入れられそうではないですか?
深呼吸は、むずかしくない
深呼吸と聞いて、ヨガや瞑想などを連想する方も多いでしょう。
それを日常に取り入れるには、少しハードルが高いと思う方もいるかもしれません。
しかし、HAAが考える深呼吸、HAAingは、もっとずっと身近なものです。
ちょっとお茶を飲む3分。
空を見上げてぼ~っとする1分。
お風呂でゆるむ15分。
寝る前に深く息を吐き出す10秒。
そう、まさにわたしたちの日常そのものです。
それでも、多くの人が「深呼吸できていない」と感じているのは
その手触りを確かめたり、生まれた余白を保ったりすることが
できていないからかもしれません。
まずは1日4分から。
「今、深呼吸できてるな」という手触りと
「ちょっと気持ちが軽くなったな」という心の余白を
しっかり感じ取る時間を作ってみてください。
そうすれば、今日より穏やかで明るい明日が、
自分にも周りの人にもやさしくいられる日常が
つくりだせるはずです。
\HAA LABは深呼吸を定点観察していきます/
HAAは、「日常に、深呼吸を届ける」ブランドです。
そこでHAA LABでは、皆さんに届いた深呼吸の量を、あらゆる方法で測定し、定期的に公開していきます。
現在HAAでは、日常に深呼吸を届けるためのプロダクトとコンテンツをご用意しています。
それらの購入数や閲覧数から、2023年7月1日~2024年6月31日の期間、合計26,439時間の深呼吸が皆さんの元に届いたことが分かりました。
わたしたちはこれからも、大真面目に、そして楽しみながら「日常に、深呼吸を届ける」というミッションを見据え、研究していきます。
皆さんも、日常のあらゆるシーンで深呼吸を思い出し、「は~」とひと息つく時間を大切に過ごしてみてくださいね。
次月のHAA LAB通信は、インタビュー企画を予定しています。お楽しみに!
(執筆:佐藤ちえみ)