年の瀬が近づき、いつも以上に忙しなさを感じる季節になりました。
忙しい毎日を走り続けるためには、足を止めて呼吸を整えたり、ぐ~っと伸びをしたり、自分をいたわるアクションが必要です。今回のジャーナルは、そんな休み方(=HAA時間)に関するお話です。
夜。心身を休めるのに適したこの時間を、皆さんはどのように過ごしていますか?
休みたいと思っていても、やり残したタスクをついついやってしまったり、翌日の準備をしたり、夜も忙しいという方も、きっと少なくないはずです。
だからこそ、このジャーナルが、夜の過ごし方について考えを巡らせるきっかけになれば嬉しいです。
湯治のエッセンスを、日々のナイトルーティンに
「休み方」と聞いて、「湯治(とうじ)」を思い浮かべる方も多いでしょう。
湯治は、温泉に入って病気を治療したり、健康を回復するという養生法で、いわば究極の“ご自愛”のかたちです。
この「湯治」のエッセンスを、わたしたちの日常に取り入れることができたら
日々はもっとやさしく、健やかなものになっていくのではないかと、わたしたちは考えています。
湯治に大切な4つの要素
HAAが考える湯治の4要素は、【入浴・食事・休息・睡眠】です。
温泉地に行くことは難しくても、暮らしのなかで、この4つをうまく循環させることならできるかもしれません。
今回ご紹介するのは、そのためのアイデア・ヒントのようなものです。
みなさんもご自身の日常に当てはめて、ご自愛について考える時間を持ってみてくださいね。
【入浴】1日お疲れ様。自分を労わるバスタイム
湯治を日常に取り入れるためにHAAがつくったのが、入浴剤HAA for bathシリーズです。
温泉の結晶である湯の花を使用しているため、その効能を自宅のお風呂で感じることができます。
更に、入浴は睡眠にも良い影響をもたらしてくれます。
コツは、眠りにつく約90分前に、40度のお湯に15分間浸かること。
眠る90分前に入浴するのは、自然と眠たくなるサイクルを作り出すためです。
人間の身体は、体内深部の温度が下がると眠気を感じるメカニズムになっています。
お風呂に入ることで一時的に体温を上げ、その後ゆっくりと体温が下がるにつれて眠たくなり、スムーズに入眠できるようになるのです。
寒い冬の夜。温かいお風呂に浸かって心身をととのえる時間は、これからの季節に欠かせない夜のルーティンといえるでしょう。
【食事】身体にやさしい晩御飯
次は、食事です。ご自愛という観点からは、身体に負担がかからないやさしい食事を摂ることをおすすめします。
脂肪分の多い食べ物、極端に熱いものや冷たいもの、味の濃いものや香辛料の多いものは控えめに。
また、寝つきが悪くなりがちなカフェインの入った飲み物・食べ物(日本茶、コーヒー、紅茶、コーラ、チョコレート)なども控えた方がベターです。
アルコールは寝つきは良くなりますが、夜中に起きやすくなったり、寝起きが悪くなる傾向があります。
では、何を食べたら良いのか。
湯治文化が根付く鉄輪温泉には、「地獄蒸し」という蒸し料理があります。ヘルシーで身体にやさしく、ほくほくと美味しい蒸し料理は、ご自宅でも作れます。
蒸し器や蒸篭に好きな食材を入れて蒸すだけ。とても簡単なので、「今日は疲れたな」という日などにぜひつくってみてください。
【休息】デジタルデトックス
長い冬の夜。ついついスマホやテレビを見て過ごしてしまうことも……。液晶画面の光を浴びすぎると、脳が昼間だと錯覚し、寝つきが悪くなりやすいといわれています。
デジタルデトックスは、スマホ・テレビ・パソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことをいいます。
眠る30分前からは見ないようにしよう。
スマホは寝室に持ち込まないようにしよう。などなど
ご自身の考え方やライフスタイルに合った方法で始めてみてはいかがでしょうか。
【睡眠】深い眠りの世界へ
そして最後には、ぐっすり深く眠ることです。
寝室を心地よい状態に整えたら、布団に入って大きく深呼吸しましょう。
深呼吸することで副交感神経が優位になり、自然と脳がスリープモードに。
良質な眠りは、何にも勝るご自愛になります。
ぐっすり眠り、翌朝から気持ち良く1日をスタートする。そんなサイクルを習慣化できると良いですね。
明日のエネルギーは、夜に満ちる
日々頑張るためには、たっぷり休むことが必要です。
今回ご紹介したナイトルーティンは、休み方におけるひとつのアイデアに過ぎません。
どう休むのか。
自分にとって心地よい休み方はなにか。
いろいろ試しながら、みなさんの「は~」と呼吸が深まるHAA時間を見つけてくださいね。