HAAは、地域活動にも力を注いでいます。
そのひとつが、HAA誕生の地である別府の温泉文化を守るための活動です。
今回のジャーナルでは、その活動内容と背景を詳しくご紹介します。
その数はコンビニ以上?!別府の「共同浴場」とは
【「すじ湯温泉」のサポーター会員になりました】というタイトルを見て、「サポーター会員って何?」「すじ湯温泉って?」と思った方も多いことでしょう。
今回は別府の温泉文化にまつわるローカルなお話になるので、順を追って解説させていただきますね。
温泉の街として名高い大分県別府市。その中でも、地元の温泉(=通称:ジモ泉)と呼ばれる「共同浴場」は、コンビニの数を上回るほど多く存在します。
共同浴場の利用料は、無料~300円程度ととてもリーズナブル。地元の方は毎日のように通うのが日課であり、人々の暮らしに欠かせない場所なのです。
共同浴場に押し寄せる、少子高齢化の波
こうした共同浴場は、利用料に加え、町内の組合費によって維持・管理されています。
しかし、近年は少子高齢化により、資金と人手不足の問題が深刻化。今回取り上げる「すじ湯温泉」も、2015年に余儀なく閉業した歴史があります。
(すじ湯前にある「湯雨竹(ゆめたけ)」は、竹製の温泉冷却装置。自然の力で高温の源泉を冷まし、適温にするという優れた発明品です)
「すじ湯温泉をなんとか復活させたい」
ファンから寄せられる熱い気持ちに応えるため、すじ湯温泉は「組合員制度」の拡大に乗り出します。
そもそも組合員制度とは、定額の入湯料を支払えば1年間入り放題という、温泉好きには嬉しいサブスク制度です。
しかし、組合員になれるのは共同浴場のある地区の住人に限るという、とてもローカルな制度でもありました。
すじ湯温泉は、その枠を全国へと拡大。その結果、組合員の数が大幅に増えたことで資金難から脱却し、2016年に念願の営業再開を叶えたのです。
深呼吸の源である別府の温泉文化を守り、次世代へ繋げるために
この「組合員制度」に、HAAは2023年4月から加入しました。
組合員制度には、個人会員とサポーター会員の2種類があります。
個人会員・・・年間2,000円で入り放題
サポーター会員・・・年間10,000円で、会社の社員や家族も含め入り放題
すじ湯温泉の入口には、サポーター会員の名前がずらり。そのなかに、HAAの名前も掲げられています。
(HAAメンバーは、竹札を持参すると無料で入浴できますよ!)
温泉文化を守り、次の世代へきちんとバトンを渡していきたい。そのために、地域の方と協力しながら、HAAとしても役割の一旦を担うことができたら嬉しいです。
HAAは地域活動にも力を入れていきます
地域活動は、そこで生活する人や企業のみならず、ひいては社会全体のよりよい環境づくりに繋がると信じています。
今回ご紹介した共同温泉のサポートの他にも、地元企業との連携プロジェクトなども積極的に行っています。
今後も少しずつご紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
また、「HAAと一緒に何かしたい」という方・企業さまがいらっしゃいましたら、お問合せフォームよりご連絡ください。