日常の中で深呼吸する時間=HAA時間をお届けするコラム。
今回のテーマは「読書」です。
今年は異例の早さでの梅雨明けとなりました。気温が上がり、外は一気に夏モードに。
身体も心もついていくのが大変な季節の変わり目こそ、深呼吸して気持ちを整えたいものです。
そこで今回は、心に余白を作ってくれる本を3冊ご紹介します。
感覚が研ぎ澄まされる読書のすゝめ
暑い日が続きますが、初夏ならではの爽やかさは今だけ。
梅雨で鬱々とした気分から抜け出し、ワクワクする気持ちが自然と芽吹いてきます。
窓を開け放って、風や木漏れ日を感じながらの読書は、気持ちを明るくさせ、新たな一歩を踏み出すきっかけになってくれるかもしれません。
今回は、HAAにゆかりのある3人が、おすすめの本を1冊ずつ選書しました。
初夏のおうち時間のお供に加えていただければ嬉しいです。
初夏に読みたくなる、心ほぐれる3冊
あかしゆかさんが選ぶ、『歩きながらはじまること』
編集者・ライターであり、岡山県で不定期営業の本屋「aru」を営むあかしゆかさん。HAAのブランド立ち上げ当初から制作に携わっていただいています。あかしさんが選んだのは、奈良の山で暮らす詩人、西尾勝彦さんの詩集です。
あかしさんコメント「日々の生活の中で出会うささやかなできごと・情景・気持ちを、素直でまっすぐな言葉で書かれている詩集で、くすりと笑えたりホロリと泣きそうになったり、いろんな感情を与えてくれる一冊です。」
HAA代表・池田佳乃子が選ぶ、『旅の断片』
HAA代表である池田佳乃子。東京と大分の二拠点生活をしている池田が選んだのは、文筆家・若葉晃子さんの随筆集です。
池田コメント「何気ない異国の日常を旅しているような気分になるエッセイ。全64篇の等身大で綴られた文章は、忙しい日々の中で気持ちを切り替えるスイッチに。ランチのときや、仕事の合間、寝る前などに傍に置いておきたい一冊です。」
HAA編集部・佐藤が選ぶ、「土を編む日々」
HAAのジャーナル記事の企画・執筆をしているライター佐藤。美味しいものが好きな私が選んだのは、エッセイスト・料理家である寿木けいさんのエッセイです。
佐藤コメント「食の記憶をめぐるエッセイと、滋養のある32のレシピが掲載されています。普段何気なく食べている野菜の美しさや美味しさ、幼い頃の記憶、言葉の美しさを思い出させてくれる一冊。ゆっくりページをめくりながら、読んで・作って楽しめる本です。」
初夏の空気をたっぷり吸い込んで、日常に深呼吸を
心は軽やかな初夏。
本の世界に触れて、その場所・その時間にワープしたような気持ちで、は~っと大きく深呼吸してみましょう。
心の中にもす~っと風が通るような、爽やかな夏を、今年こそ。
ジャーナルでは、他にも様々なHAA時間をご紹介しています。是非チェックしてみてくださいね。