強い日差しに蝉の声。どこからか聞こえる涼しげな風鈴の音色。夏らしい日々が続いています。気温の変化に身体が追いつかず、体調を崩しやすいこの季節。
そこで今回は、夏の滋養にぴったりの「甘酒」をテーマに、身体をいたわるHAA時間をご紹介します。
美味しく飲める甘酒のアレンジレシピもあるので、是非最後までお読みください。
おすすめは、ノンアルコールで飲みやすい「米麹甘酒」
甘酒には、酒粕から作った「酒粕甘酒」と、米麹から作った「米麹甘酒」があります。
今回ご紹介するのは、ノンアルコールですっきりした口あたりの「米麹甘酒」です。
米麹甘酒の材料は、米・米麹・水の3つ。これらを合わせ、45度前後の温度で8~10時間発酵させると完成します。
麹菌には、米のデンプンをブドウ糖やオリゴ糖にかえる働きがあるため、砂糖不使用でもお米の自然な甘味が感じられるのが特徴です。
最近では、炊飯器やヨーグルトメーカーを使って手作りする人も多いんだとか。もちろん市販の商品でもOKです。
アルコールが入っていないため、小さなお子さまから、妊娠中の方、お年寄りまで幅広く取り入れやすく、朝・昼・晩、シーンを選ばずに飲めるのが嬉しいですね。
夏にこそ飲みたい甘酒。その理由は?
寒い冬のイメージが強い甘酒ですが、夏バテ予防に良いと言われているのをご存知ですか?栄養が豊富な甘酒は、昔から「飲む点滴」と呼ばれ愛されてきました。その由縁を紐解いてみましょう。
甘酒に含まれている“麹菌”は栄養の消化吸収を助ける働きがあるので、効率よく栄養を吸収し、エネルギーに変換することができます。
更に、必須アミノ酸は免疫力向上に、食物繊維やオリゴ糖は腸内環境を整えてくれ、食欲不振に効果的です。
熱中症予防に効果的なナトリウムも含まれています。
このように、夏バテ特有の諸症状に効くとされる甘酒は、気温が上がり始めた今こそ取り入れたい飲み物なのです。
夏におすすめのアレンジレシピ
続いて、甘酒のアレンジレシピをご紹介します。糖分が多いため、1日200mlを目安に、日常生活にうまく取り入れてみてください。
1.甘酒豆乳ドリンク
甘酒豆乳ドリンクは、米麹甘酒と豆乳(無調整)を混ぜあわせたドリンクです。
商品によって甘さや口あたりが様々ですが、まずは1:1で混ぜあわせてみてください。
ひと口飲んでから、豆乳を多めにしたり、甘酒を足したりして好みで調整しましょう。
スッキリしたい目覚めの一杯に。
お風呂上りの乾いた喉に。
夏冷えにお困りの方は、ホットでもお試しくださいね。
2.甘酒アイス
先ほどご紹介した甘酒豆乳ドリンクを凍らせ、アイスにしたものです。
ジップロックなどの袋に豆乳と麹甘酒を同量入れ、よくもんで空気を抜いたら冷凍庫へ。
1~2時間後、一度取り出してもみほぐします。再度冷凍庫で1~2時間凍らせたら完成です。
手軽に作れて、栄養満点の甘酒アイス。しっかり甘いのに、砂糖不使用というのが嬉しいです。きな粉や黒蜜をかけて食べても美味しいですよ。
3.あらゆる料理で、お砂糖の代わりに甘酒を使う
料理を作る時、お砂糖やみりんの代わりに甘酒を使ってみてください。砂糖ほど甘味が全面に出ない分、素材そのものの美味しさを引き立てつつ、コクを出してくれます。
煮物、卵焼き、豚汁などの料理や、ドレッシング、スイーツづくりにも応用可能です。
暑い日には、果物と一緒にミキサーで攪拌してミックスジュースやスムージーに。
味が美味しいことに加え、甘酒の栄養がプラスされて一石二鳥。
日常の中で習慣にすることで、夏に強い元気な身体をつくってくれます。
甘酒を味わうHAA時間で、夏を味方に
人の身体は、食べたものでできています。
体調を崩しやすい季節こそ、食べるものを見直すことで、身体を内側から整えたいところ。
夏を乗り切る栄養がたっぷり詰まった甘酒は、夏本番を控える今から取り入れたい飲み物です。
自然の甘さでほっとひと息つきながら、身体をいたわるHAA時間。夏を元気に乗り切るためのヒントになれば嬉しいです。
ジャーナルでは、他にも様々なHAA時間をご紹介しています。是非チェックしてみてくださいね。