日常の中で深呼吸する時間=HAA時間をお届けするコラム。
今回のテーマは「巡り」です。
夏の温活アイデア
日本の暑い夏。火照った身体を冷やすため、冷たい飲み物や食べ物をとりがちになりますよね。
加えて、冷房が必須の現代社会では、夏の冷え性は多くの人を悩ませる困りごと。
そこで今回は、自宅で手軽にできる温活のアイデアをご紹介します。
身体の巡りを良くすることで、は〜っと深呼吸のある夏を過ごしましょう。
お灸
お灸は、2000年以上の歴史がある昔からの養生法のひとつです。ツボを温熱で温めることで血の巡りを良くし、内臓の働きを活性化して身体を内側から温めます。自宅で手軽にできる、人気の温活アイテムです。
冷えに効かせたいときは、三陰交(さんいんこう)というツボを温めましょう。内くるぶしのいちばん高いところに小指をおき、指幅4本そろえて、人さし指があたっているところが三陰交です。
お灸のテープをはがし火をつけたら、三陰交に貼り付けます。じんわりと温まるのを感じ、火が消えたらそっと剥がしましょう。
もし途中で熱さやピリピリ感を感じたら、血行不良が改善されたサインです。
火が消えるのを待たずに剝がしてしまいましょう。
ハーブボウル
ハーブボウルは、数十種類以上のハーブを布でくるんだもので、タイの伝統療法のひとつとして使われてきました。日本では、サロンなどでの施術で使われるにつれ人気が広がり、今では通信販売などで手に入れることができます。
使い方はとても簡単です。ハーブボウルを、水をはった桶などに入れ、水分を含ませます。水が垂れない程度に軽く絞り、お皿に乗せてラップで包み、電子レンジで4~5分温めます。(もしくは蒸し器で20分程度蒸しあげます。)
身体に当てたり転がしたりして、じっくり、じんわりと温めていきます。ハーブの優しい香りに包まれて、は~っと深呼吸できる温活時間になりますよ。
入浴
ついついシャワーだけになりがちな夏。しかし、冷え性を改善したいなら湯船に浸かることが大切です。入浴は、身体を温めると同時に、心地よい睡眠にも導いてくれます。
そのために大切なのは、眠る90分前に、40度程度のお湯に15分浸かることです。
「HAA for bathの楽しみ方~入浴・手浴・足浴のすゝめ~」の記事で、入浴のポイントや、冷え性対策にもなる手浴・足浴について詳しくご紹介しています。是非あわせてお読みください。
身体を温める食べ物
巡る身体づくりには、食べ物選びも大切です。
身体を温める野菜は、生姜を筆頭に、人参、南瓜、蓮根、ネギなどの根菜類が代表的です。
逆に、トマトやきゅうり、レタスなどは身体を冷やすと言われているので、食べ過ぎには注意しましょう。
また、身体を温める効果があるスパイスを、料理にうまく使うのもおすすめです。
カルダモンやシナモンが入ったホットのチャイは、夏の一服におすすめの温活ドリンク。様々なスパイスが入ったカレーや、ぴりっと辛い花椒(ホアジャオ)を使った麻婆豆腐など、発汗作用があるスパイス料理は、内側から冷えにアプローチしてくれます。
意識して身体を温める食べ物を積極的にとることで、冷えがちな夏の身体をケアしてあげましょう。
冷え知らずで過ごす、快適な夏を
今回は、日常に取り入れやすい温活アイデアをご紹介しました。温活を習慣化させることで、冷え知らずの夏を過ごせたら…。そんな期待と共に、温活の時間=HAA時間として楽しみながら、巡る身体づくりをしていきたいですね。
ジャーナルでは、他にも様々なHAA時間をご紹介しています。是非チェックしてみてくださいね。