日常の中で深呼吸する時間=HAA時間をお届けするコラム。
今回は、季節の手仕事7月編として、新生姜で作るジンジャエールをご紹介します。
夏が旬の新生姜
新生姜は、6月から8月に旬を迎えます。
普通の生姜に比べて辛味が薄く、ほのかな甘味が感じられ、繊維質も少ないのが特徴です。
この季節になると、毎年作りたくなるのがジンジャーシロップ。
年中出回っている「ひね生姜」でも作ることができますが、新生姜で作るとほんのりピンク色に色づき、見た目が可愛く、季節感を感じます。
外出先から帰宅し、手作りのシロップを炭酸で割って飲む一杯は格別。
すっきりした香りと共に、ぷは~!と一服する美味しいHAA時間を是非試してみてくださいね。
新生姜のジンジャエール
<レシピ>
材料(作りやすい分量)
・新生姜 200g
・上白糖 180g
・レモン果汁 大さじ2杯
作り方
1.新生姜の汚れをとる。(皮は剥かずにそのまま使います)
2.細かくみじん切りする
3.2を鍋に入れ、上白糖180gを加える。全体になじませ30分置いておく
4.中火にかけ、時々かき混ぜながら煮立たせる
5.煮立ったら弱火にし、蓋をして10分煮込む(途中2~3回ほど全体を混ぜる)
6.火を止め、レモン果汁を大さじ2杯加えて全体をよく混ぜ合わせる
7.粗熱がとれるまで冷ます
8.ザルなどで漉して、煮沸消毒した瓶に入れ、2週間程度を目安に飲み切る
9. 炭酸水で割って飲む。お好みでミントやレモンをのせても美味しいです
ひと口メモ
ほんのり色づいたピンクは、新生姜ならではの色合い。
レモン汁を加えて混ぜた瞬間に、淡い黄色からパッとピンク色に変わる様子をお見逃しなく。
新生姜で作ると甘いシロップになると思いがちですが、このレシピはしっかり辛口。
ハイボールに入れれば、爽やかなジンジャーハイボールに。
パウンドケーキなど、スイーツに入れるのもおすすめです。
新生姜の佃煮
ジンジャーシロップを漉したとき、ザルに残った刻んだ新生姜は佃煮にして、余すことなく美味しくいただきましょう。
材料
・新生姜(シロップづくりで漉した際、残った部分)
・醤油 大さじ1
・ごま油 小さじ2
・いりごま 大さじ1~2
・鰹節 ひとつかみ程度
作り方
1.生姜をフライパンに入れ、醤油、ごま油を加えて、強めの中火で水分を飛ばしながら炒める
2.水分が飛んだら火を消し、いりごまと鰹節を加え、全体をよく混ぜ合わせる
3.保存容器に入れ、1~2週間を目安に食べきる
ひと口メモ
そのままご飯に乗せて食べるのはもちろん、そうめんや冷ややっこの薬味としてもおすすめです。
五感を開いて、旬を味わいつくすHAA時間を
新生姜を刻む手元に、
鍋から立ち上る湯気の中に、
ひと口含んだ瞬間に、
ふわっと香る新生姜の、スパイシーで爽やかな香り。
作っているうちに、どんどん使い方のアイデアが湧いてきて、わくわくしました。
季節の手仕事は、手間がかかるようにみえて、実はすごく簡単です。
特にこのジンジャーシロップは、刻んで混ぜて煮込むだけ。
たった3つのステップで、視覚・嗅覚・味覚をはたらかせて、旬の恵みをたっぷり味わうことができます。
そんな時間が、身体やこころに余白をつくってくれるのかもしれません。
気になった方は是非試してみてくださいね。