最近よく耳にする「マインドフルネス」という言葉。皆さんはご存知ですか?
心を整える方法?瞑想の一種?ビジネスシーンで聞いたことがある方もいるかもしれません。
今回は、心を整える鍵になるマインドフルネスについて深堀します。
最近忙しく、常に頭がパンク気味だという方。雑念が多く集中できないという方は、是非この記事を読んでみてください。
“今ここ”にある自分に集中し、心がクリアになるヒントが見つかるはずです。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは、“雑念にとらわれることなく、今ある心と身体の状態に集中すること”を指します。現実をあるがままに受け入れるトレーニングとも言われ、今世界で注目されているメンタルケアの一種です。
マインドフルネスの基となる考え方は仏教にあります。
禅・瞑想・ヨガなどのエッセンスを取り入れながら構築され、そこから宗教的な要素を除いたものが、1979年にマインドフルネスとして提言されました。
最近では、スティーブ・ジョブズやイチローも実践していたと広まり、日常生活だけではなくビジネスシーンやスポーツ、うつ病やストレスの軽減など医療的な観点からも注目されています。
マインドフルネス呼吸瞑想の方法
マインドフルネスの基本は瞑想です。
瞑想といっても様々なアプローチがありますが、その中から一番シンプルな“呼吸”に意識を向けた瞑想方法をご紹介します。
1.椅子か床に背筋を伸ばして座り、肩の力は抜く。
2.目は軽く閉じるか半分ほど閉じ、リラックスする。
3.ゆっくり自然なリズムで呼吸を繰り返す。呼吸はコントロールせず、観察するように。呼吸にあわせて、身体が膨らみ縮むことを意識する。
最初は無理をせず、5分程度から始めましょう。うまくできなくても構いません。毎日続けることで瞑想に慣れ、“今ここ”を感じられる時間が増してくるはずです。
※精神疾患のある方は、主治医と相談の上、専門家の指導のもとで行ってください。
瞑想の効果
瞑想をすることで、過去の後悔や未来への不安など、いわゆる雑念がそぎ落とされ、今ここにいる自分だけが残ります。
仕事をはじめる前、緊張する場面、寝る前など、気持ちを切り替えたい時や、リラックスしたい時におすすめです。また、毎日続けることで、感情のコントロールが上手になったり、前向きな気持ちで生活したりできる効果が期待できますよ。
深呼吸して、心地よく生きる。
今回は、マインドフルネスの考え方とその方法、効果についてお届けしました。
1日24時間。限られた時間の中で、たった5分でも自分をみつめる時間をとってみませんか?
今回マインドフルネスについて深堀する中で、HAAの原点である湯治(とうじ)文化との重なりも感じました。
ゆっくりと温泉に入り、身体を整える。湯上りに瞑想をして、心を整える。そうして、昔も今も、人々は心地よく生きる道を模索しているのかもしれませんね。
ジャーナルでは、他にも様々なHAA時間をご紹介しています。是非チェックしてみてくださいね。